( ゜∀゜)ジーンズをジーパンという男。

かなり以前にとある人と食事に行った。
本当は全然気乗りしなかったのであるが半ば強引に連れていかれた。

何でも自分が贔屓にしているというイタメシ屋へ連れて行かれたのであるが
これが激しくマズイ。
「おいしいやろ?」と聞かれて思わず「ハイ。」と心にもないことを。

早く帰ってブウの相手をしたいと心で念じていたのであるが、
とてつもなく辺鄙な場所やったのでこの人に送ってもらわないとどないして帰るねんといった感じ。
食事が不味くても会話が楽しければ我慢できたのであるが会話もおもんない。

兎に角自分の話しかしない。
人の話を聞かないという人ではないんやけどいつの間にかご自分の話ばかりしている。
別に自慢話をしてるというわけやないのであるが話しの内容が何となくカンに触る。


「実はスチュワーデスになりたかったんですよ。憧れの職業ですわ。」
「あんなもん空の上のウエイトレスやん。」
心の中で激しく呪った。


「映画やったらみなみ会館でよく観ますね。」
「あんなマニア向けしかやらん映画館はアカン。」
じゃあマニアは一体何処で映画を楽しめばええねんと。


悪気があって言ってるのではないんやけど兎に角むかつく。
帰りの車の中であれやこれやと口説かれたがのらりくらりとかわした。

それにイデタチも気に入らんかった。
黒いヨレヨレの無地Tシャツ(何か裾の方に白いシミがあった)に、
色落ちが禿げしく貧乏臭いイケてへんジーンズ。

しかもジーンズのことをジーパンジーパンと連呼する。
個人的な話であるがジーンズのことをジーパンというのが苦手で。
悪い言い方でも何でもないんやけど苦手。

ただでさえよく思ってへん人やのにジーパン発言で拍車がかかる。
っつかそれだけでアカン。拒絶反応が。

最寄の駅まで送ってもらった後そっこうメールが来て
「また会いましょう。」と。
「気が向けばまたヨロシクお願いします。」と返した。

当然のことながら気が向かないのでお願いはしていない。
もともとアドレス帳に登録なんてしてもいないし。

その後も何回かメールがきたがウザイのでムシ。
そしたらもうこなくなった。
よかった。

撤収。